今日はほとんど移動だ。マドリッドを朝の8:00に出発して、ラ・マンチャ地方を抜けながら南下して、グラナダへと向かう。
2時間ほどで、アランフェスの王宮に着き、王宮と庭の見学。それから11世紀の聖エルサレム騎士団砦もある小高い丘の風車群へ。結構苦手な寒い中の筈だが、相方はここで言う。「ここに住みたいなあ。」すかさず自分は言う。「夏は50度になるらしいよ。」そこで相方は一言。「ここに住みたくない。」はあ、そうでございますか。

　それからドンキホーテの旅籠というお店で昼食をとってから、葡萄畑（ほとんどブッシュのように背の低い木だった）の広がるラ・マンチャ地方を抜けていく。ちなみにワインには寒暖差が必要ということで（糖分と渋みをバランス良く出すために）、ラ・マンチャの乾燥した大地はワインにとって、非常に良いらしい。

　失っているスーツケースの中にデジカメの充電器が入っていたので、そろそろ電池が切れてしまう。とちゅうのトイレ休憩のガソリンスタンドで乾電池を買い込む。ちょっと安心した。

　約8時間（今回は高速道路が空いていたため、非常に早かったとのことだ）の移動を経て、いよいよグラナダへと近づく。シェラ・ネバダ山脈の冠雪した頂きを眺めながら、バスはグラナダ市内へ。ホテルへ到着して、夕食のバイキングの時間になるまでに、メールチェックとデジカメ写真の保存の準備にかかる。が、このホテル。部屋は非常に良いし、眺めは最高（シェラネバダの頂きとアルハンブラ宮殿の両方が見える）なのだが、コンセント変換コネクタやモジュラーケーブルが必要になるのだった！そんなのは全部スーツケースだよお！自分は、焦りと落ち込みの中へ沈んでいく。が、案ずるより生むが易し。近くのスーパーの家電売場に行ったら、すぐに両方手に入って、できるようになった。はあ、良かった良かった。すっかり気分は復帰！！

　ところで、今まで自分の立場でしか書いてきていないので、今回より相方コメントも入れるようにします。

＜相方コメント＞

　今までの文章を読むと、なんだかとんでもない性格みたいで、悔しいです。ふて寝なんかしてません。眠たかっただけです。いつもバスの中で、私がなんか言うとメモるんです。明らかにWebにおもしろおかしく載せようとしています。これからも阻止し続けます。
（自分注：本日もいろいろと名言集はありましたが、ほとんどを阻止されています。）