ベトナム縦断日記
 

1999年7月27日−台風から逃れ、台風に迎えられる(関空〜徳島)


今日の1枚
 関空〜津名港までの高速船より。この写真以降、船は揺れに揺れた。



 
 ベトナムから日本を通じて、ずっと、機体は結構揺れていたが事故を起こすことなく、無事関空へ6:30到着。はあ、なんとか今日も生き残ったぜい。神様、ありがとう。ベトナムの空港でも、日本の空港でもいままで荷物のチェックをされたことは一度たりともなかったのに、今日の税関では「一人旅ですか?」という質問に「はい、そうです」と答えた瞬間、「何か税関申告するものがあるでしょう」と、初めてリュックを開けての荷物検査をされる。が、問題のあるブツは元々もってないので、難なくクリア。

 ポートターミナル行きバスに乗る。関空で海の様子を見ると、ほとんど波は立っていない。きっと徳島行きも出るだろう。が、切符売り場ですげなく、「まだ欠航かどうかは決まってないけど、見通しは非常に暗いよ。津名までなら出るから、そこからバスに乗っていった方が早いよ。もともと徳島行きは10:30だし」と言われたので、その通りにする。

 津名行き高速船が順調だったのは、淡路島に近づくまでだった。やな雲だなあ、と思った瞬間、縦横の激しい揺れが襲ってくる。この激しい揺れにちょいとびびる。もしや、ここで海に投げ出されて死んだら・・・折角ここまで何とか生き延びたのに、帰ってきた日本で知るのかあああ。いやだよおお。と心の中で叫んでいる間に40分で津名についちゃった。結構早いのね。

 津名からは徳島駅前までバス。駅前からはタクシーで北田宮へと戻る。11:00。全ては完了。

 それにしてもベトナムの台風から逃げてきたと思ったら、日本の台風五号に迎えられるという、素晴らしい因果は巡る輪廻転生的移動ではあった。

 もう今日は疲れたから、家で寝る。日記も今日でおしまいです。ではでは。
 
 
<本日の支出>
 
 高速船           \2,000
 バス(津名〜徳島駅前) \1,950
 タクシー           \1,100
 


ベトナム縦断日記Indexへ
 

All rights reserved by Kazunori Kuwata
禁無断転載