ベトナム縦断日記
 

1999年7月10日−幻想的な古都フエ(フエ)


今日の1枚
 フエ。フォン河。



 
  ご飯のためにバスがストップしたのは、夜中の4:00だった。しかし、人々はもう動き始めている。ベトナムの朝は早い。6:00AM。ようやく朝陽が昇り、風景を楽しめる。行程はフエまであと280km。そこは水牛のいる田園風景だった。山と海と広い平野と水牛と人々。これがゆっくり見れるだけでも、バスにして良かったと思う。たまに水牛がバスの行方を阻むのも、心なしか楽しい。道路沿いにたまにだが、祠や道祖神が祭ってある。ここらへんは日本と同じ感覚だ。フエに近づくにつれ、記念碑のたった集団墓地が増えてくる。激戦地であったのだろう。

 10:00AMの朝食のバスストップを挟み、12:30ようやくフエに到着。いくつかホテルを当たり、一泊12$でホットシャワー、エアコン付きの部屋で決める。シャワーを浴び、汚れを落としてから、明日のDMZツアーの申込、銀行での両替を行う。自転車をレンタルして、銀行までの行き来をそれで移動したが、ハノイほどの混雑ぶりではないので、なんとかなる。途中カフェにより、ベトナムコーヒーを飲んだ。精算時にいくらか聞いてみると「バーガン」(3,000)という。ハノイでは「バーギン」と発音していた。方言を感じる。

 夜、シクロで食事に出かける。ここでもっとも美味しい生春巻きを食べさせてもらうためだ。フエの夜はシクロで移動していると、涼しく、静かである。真っ暗な中をゆったりと移動していく。それなりに自転車の通りも多いのだが、ほとんど騒音はしない。まるで夢の中にいるような、幻想的な雰囲気を味わえる。ほとんど明かりがないので、星もはっきりと見える。

 シクロのドライバーの案内で、生春巻きとVoodleというヌードルとバインセオというお好み焼きを食べた。そのシクロドライバーとつい、明後日の1day市内観光を約束してしまった。

 ホテルに戻ると、明日のDMZツアーのチケットが発行されていないとか、部屋に戻るとなぜかTVが消えているとかいう小さいトラブルがあったが、すぐに解決した。

 今日は疲れてしまったので、ホテルに戻って早速寝る。明日はDMZ(非武装地帯)ツアーで6:30起きだ。

<本日の支出>
    朝食(コムガー、コカコラ) 40,000VND
    昼食(焼きめし、コカコラ) 22,000VND
    自転車レンタル    1$
    たばこ(555)    10,000VND
    DMZツアー        15$
    Internet            13,000VND/10分    ※ハノイより高い
    アイスコーヒー    3,000VND
    生春巻き+ビール+Voodle    14,000VND
    バインセオ×2+スプライト        22,000VND
    シクロ代            3$(チップ込み)
 


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